過去最高の雪手球で賑わう
冬の風物詩『雪手球』。
日本人のビリヤード愛を示す行事として知られる『雪手球』が、正月3が日で早くも1000万体に到達し、観測史上過去最高を記録した。
これは日本伝統撞球協会の発表によるもので、「暖冬による影響が懸念されたが、関西地方の大雪も寄与して、2015年のビリヤード界が明るい年になると示すことができた」(日伝撞協広報)と明るい新年のスタートとなった。
雪手球は大正時代から続く伝統的行事で、丸めた雪が手球に似ていることから、ビリヤードが文化として深く根付く日本全域で広まったもの。近年は赤い点を入れた『シックスドット』タイプや、顔や手をつけて擬人化したものなど、バリエーションに富んだスタイルで親しまれている。
「雪手球は日本の文化。最近は『雪ダルマ』といった誤読も増えてきたが、伝統を正しく継承していくことに力を入れていきたい」と日伝撞協幹部は意欲を見せる。
2015年。皆さまの幸せな撞球一年をお祈り申し上げます。