髪型規制に混乱
先ごろ日本ビリヤード強化委員会(日撞強委)が「2014年度より採用する」と発表した「頭髪に関する規定」は、相次いでその不備が指摘され修正に追われる事態となり、現場では大きな混乱をきたしている。
ポニーテールのイメージ画像
当初は「ビッグデータを解析した結果を強化策として示しただけ」と強気であった日撞強委も、反発を受けて修正を繰り返し、限られた時間の対応に追われたのか、結果として見当違いな方向へ進んでいったと見受けられる。
今回の強化策を「単なる偶然の結果論に基づいた愚行」と批判する有識者もいて、頭髪に規定を設けたこと自体に疑問の声も上がっている。
本紙特派員がまとめた一連の流れは以下の通り。
2013年11月25日 日撞強委が『女子選手はポニーテール部(日本ポニーテール協会)への入部を義務づける』と発表。
11月26日 選手会の猛反発を受けて『入部が望ましい』と規定を改定。
11月27日 同じく『ショートヘアも望ましい髪型に含む』と補足を発表。選手会はノーコメント。
11月28日 『アリソン・フィッシャーやジャスミン・オーシャンの髪色を推奨する』と追加の補足を発表。選手会は「キューティクルに不安」とコメント。
11月29日 同じく『ラルフ・スーケーやダレン・アプルトンに倣った髪型も含む』と補足を発表。選手会は「ダリル・ピーチは該当するのか」と困惑。
11月30日 「譲歩を続けてきたが、選手会は見て倣う姿勢に欠ける」と非難する日撞強委と選手会が激しく対立。
12月1日 日撞強委は『女子選手はポニーテールまたはショートヘア、または各自が好む髪型で試合に出場することが望ましい』と規定を大幅に修正。選手会側がこれに応じる形で和解にいたる。
日撞強委のコメント「我々の分析結果が受け入れられて嬉しい。今後も強化策を積極的に講じていく」
選手会のコメント「まったく意味のない髪型の規定にあきれている」
特派員のコメント「記事を読んだ方の貴重な時間を無駄にして申し訳ない」
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