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ビリヤード上達の道=脱初心者の掟

脱初心者、ビギナー卒業への道。読むだけで上手くなるコラムです。

ビリヤード脱初心者への道 1、作法編(ツウっぽく見せるコツ)

ビリヤード入門、脱初心者、ビギナー卒業、いや、もっとストレートに表現すると『”ヘタクソ”と呼ばれないための奥義』を連ねてまいります。読むだけで上手くなるコラム。どうぞ活用して『ビリヤード通』(雰囲気だけでもOK)になって下さい。

 

それでは第1回『ビリヤードの作法編』スタートです。

【ビリヤード場のオキテ・永久保存版】

ビリヤードテーブルが置いてある場所であれば、玉屋であれゲームセンターであれ、ビリヤードを誰もが楽しむことができます。ゲーム代(1時間で600円程度)さえ払えば、大統領も芸能人も小学生も就職活動中の学生さんも公平にプレーすることが、いや、正確には万人が対等かつ平等にしか出来ないスポーツなのです。

 どんなVIPにも技術と知識、そしてマナーを要求し、センスや運動神経に関わらず、努力に応じた楽しみを感じさせる奥深いビリヤード。まさに一生を楽しむなら最適なホビーと言えるでしょう。

 

 どうせ楽しむならカッコよく決めたいところです。では、どういった人がビリヤード通に見えて、どんな仕草がビギナーの特徴とされているのか? また、上級者たちがどのような点を見て他人を評価しているのか? つまり、アナタがツウっぽく見えるための作法を下に連ねます。

 

 

◆◇◆ ビリヤードが上手く見える十箇条 ◆◇◆

 

 

1、まわりの邪魔にならないこと・・・隣のテーブルで撞こうとしている人の妨げになっていたり、(極端な)大声を出すなどしていたり、つまりKYな振る舞いは初心者の定番行為とされています。自分たちのテーブル以外に配慮をする(フリだけでも可・笑)行為で評価は2段階アップします。

2、道具を大切にすること・・・キューテーブルに立てかけたり(倒れる可能性アリ)、キュー先(タップがついている側)を下にして持ったりすることはビギナー未満の仕草とされています。道具(特にキュー)を傷つけない配慮をする(フリだけでも可・笑)ことで「あ、この人は知っている人だな」と思われます。なお、ボールテーブルに投げたりすることもNG行為です。ラシャの下にはスレートと呼ばれる石の板があり、それを傷つけるとボールがまっすぐに転がらなくなる等の悪影響を及ぼします。

3、チョークをしっかりつけること・・・撞く前にタップチョークを塗ることは、水泳をする時に水着を着用するくらいに基本中の基本のことなのです。仮にその効果がわからなくても、しつこいくらいにチョークを塗りましょう。チョークをつけずに球を撞くことは、フ○チンで泳ぐようなことだと心得ましょう。

4、カラーボールを撞かないこと・・・日本では手球以外のボールを撞くことはタブーとされています。恥じらいもなく色のついたボールを撞いていると『おやおや、ビリヤードは初めてなんですね』と見られかねません。カラーボールを撞くのはバンキングだけにしましょう。

5、両足を浮かせてプレーしないこと・・・手球が遠くて届かない時にテーブルに寄りかかったり、半分腰かける体勢はアリですが、両足が浮いた時点でナシになります。なぜなら『ファウル(反則行為)』だからです。ボウリング場でレーンの中まで歩いて行く人が恥ずかしいのと同等です。片足のつま先だけでもよいので、ショットの瞬間だけは床につけてプレーしましょう。

6、マッセをしないこと・・・キューを立てて上から撞きおろすと、手球はギュイーンとカーブして派手なアクションを起こします。上手に撞けたら、ですが。これ自体は反則でも間違いでもないのですが、実はポケットビリヤードではマッセを必要とする場面はほぼ皆無です。必要ないことを大袈裟にするのはいただけません。近くのコンビニへ行くのに「歩くから」と登山靴にピッケルを装備する人がいたらツウに見えますか? そんな解釈でOKです。

7、9番ばかり狙わないこと・・・ナインボールは9番を入れたら勝ち、だから9番を狙うのは当然なのですが、1番でも2番でも、いっつも9番ばかり狙っていると、へたくそ認定の対象となります。これはサッカーでボールが来たら闇雲に毎回シュートを放つ感覚です。ドリブルやパスを知らない選手はいませんよね。

8、撞いてから次のボールを探さないこと・・・ボールを沈めた後に「次は何番だっけ?」という仕草はやめましょう。なぜなら、次のボールを狙い易い場所に手球を運ぶことが基本戦略だからです。出来なくてもいいんです。本当はイレイチだったとしても構わないんです。だけど考えること(フリだけでも可・笑)はしておきましょう。そのうちにポジションも出来るようになります。

9、教える前に教わること・・・勉強でもスポーツでも教わって、吸収・上達してから、後に教える立場になるものです。たとえ10分であっても、まず教わることを先にトライしてみましょう。ビリヤード場の店員さんなどは上手な方が多いので、基本フォームでもキューの選び方でも何でも尋ねてみることをオススメします。

10、上手い人のプレーを見ること・・・野球、サッカー、ゴルフ、テニス、卓球、柔道、陸上、バレー、バスケットなどなど、どんなスポーツでも最初は見ることでルールや競技の雰囲気を把握しています。なんとなく眺めているだけでも構いません。『上手な雰囲気』を知るだけでステップアップは間違いなし。見られ慣れていることも上級者の条件ですから、遠慮は無用です。そして、見てカッコイイと思った部分を真似してみましょう。

 

 

 以上の十箇条が『ツウに見える』最短の道です。ここまで読まれた時点でもう十分にビリヤードプレイヤーの域と言えるでしょう。(雰囲気は) 脱初心者、おめでとうございます。

 

 なお、説明不要だと思いますが、ビリヤードテーブルの上で飲食は厳禁です。そして同様にくわえタバコのプレーもタブーとなっています。スポーツとして撞いている人にとって聖域という意味合いも少なからずありますが、わかりやすく表現すると、あの大きなラシャハウスキューボールのセットより高額な商品ということです。

 

 そして最後にジャンプショットについて。ジャンプキューをご存知でしょうか? 知らない人は要注意。手球の下を『カシュッ』と撞いて飛ばすのは超NGなのです。これは『すくい上げジャンプ』と呼ばれ、「私、ド素人です!」と声高らかに宣言しているようなもので、ルール上でもファウルという悲しい結末に。とは言え、誰もが通る道(笑)。さっそくビリヤード場に行って正しいジャンプショットを教わればノープロブレム!

 

 それでは次回はさらにステップアップの道へ進みましょう!

 

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  • 2019年12月25日(水) 21:04 by 事務局

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