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ビリヲカ日記

ビリヲカスタッフが徒然なるままに綴る日記です。
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この一冊が『ビリヤードを100倍おもしろく』する!

 ビリヲカをご覧の皆さん、こんにちは!
今回、ワタクシtama5は一冊の本を紹介したいと思います。
はっきり申し上げて・・・

『この本に出会わないで、ビリヤードの魅力を過小評価していたなら、それは人生最大の不幸だ』 by tama5
 
 

 
ビリヤードを100倍楽しむ本 - 人はなぜ球を撞くのか
袴田 宜伸 (著)   出版社 - BABジャパン出版局
ISBN-13: 978-4862204547



この本はこんな方に、是非読んで頂きたいです。
  •  映画『ハスラー』や『ハスラー2』が流行った頃によくビリヤードで遊んでいた方
  • 最近ビリヤードを始めたが、まだハウストーナメント(ビリヤード場主催の試合)未経験の方
  • 生涯を通じて奥深い趣味を探してらっしゃる方
  • ビリヤードをやったことはないが、どんな世界か?興味をお持ちの方
  • フォームや技術などの解説書より、もっとビリヤードのメンタリティ(精神面)を知りたいと思ってらっしゃる方
  • ゴルフのように技術やメンタル、コンディションなど、奥深いスポーツが好きな方
  • 将棋やチェスなど、知的戦略が鍵を握るようなゲームが好きな方

 
 この本は、数あるビリヤード関連の書籍の中でもおそらく初となるテイストで、技術解説などはあまり書かれていません。ですので、上達を目指してビリヤードを独習するのにはあまり向いていないでしょう。 主に、文章が主体となった読み物に仕上がっています。 かと言って、文章だけでは伝わりにくい部分もありますから、そこはわかりやすい図解がなされています。

最近、TVのコマーシャルや番組でもビリヤードが取り上げられる機会が多くなってきました。 かつて映画『ハスラー2』のブームの頃にプレイされた方も多くいらっしゃると思います。 しかしながら、ビリヤードを競技スポーツとして楽しんだ方はどれぐらいいらっしゃるでしょう?

この本のサブタイトルは『人はなぜ球を撞くのか?』です。

あなたの身の回りにもビリヤードを趣味にされている方がいらっしゃるかと思います。 彼ら(彼女ら)は平日の夜中だったり、休日になればいそいそとビリヤード場に出かけて行っては競技スポーツとしてのビリヤードを楽しんでいます。 いったいビリヤードのどこにそんな魅力があるのでしょうか?
その答えの一つを、この本は非常にわかりやすく示されています。 『ビリヤードの魅力を文章で記した』初めての本と言えるかも知れません。
たとえば、『釜山アジア大会。名勝負、驚愕の結末 金メダル4年前の真実』という11ページにわたる文章が掲載されています。 事実に基づいていながら小説よりもドラマティックな世界、手に汗握る勝負の行方について、著者の筆が冴え渡ります。 これを読みはじめた私はたちまち虜になってしまいました。 しかし、逆に言えばこれはビリヤードの試合のほんの一幕とも言えます。 それほど多くの名勝負、ドラマが実際に私たちのごく身近なところで繰り広げられているのです。

ビリヤードはかっこいい、その理由で始められた方は多いと思います。 私もその一人です。 しかし、その一歩先の競技スポーツとしてのビリヤードを見てみると、非常に繊細で難しく、奥深いものです。 しかもアナログな趣味です。 だからこそ、飽きることなくいつまでも続けることができるのです。

本書は、そうしたオトナのスポーツであるビリヤードを、初心者を含む、ビリヤードにあまり詳しくない方でもその真髄に近づけてくれる良書であります。 一度、手に取って内容を読んで頂ければ、ゴルフにも負けず劣らず奥深い世界、そして将棋やチェスのように戦略によって勝敗を喫するような勝負の世界が、ビリヤードの世界にも存在することがたちまちに理解できるでしょう。

そしてさらにはプロやトップアマの世界。 この本を読んでいくうちに、足が自然と試合会場に進んでトップレベルの試合を観戦したくなるかも知れません。 また明日にでもキューを握ってビリヤードをプレイしてみたくなるかも知れません。 きっとあなたの隠れた本能を呼び起こしてくれることでしょう。

 

この本はあなたとビリヤードの世界との距離を100倍縮めてくれる一冊です。 是非読んでください。

もしこの本を読んでの感想などありましたら、コメント欄に記して頂けるとうれしく思います。
 
 


  • 2009年12月10日(木) 00:48 by tama5
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