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仕事など、1人のミスが大勢に迷惑をかけるような場での言い訳となると話が全く別ですが、今回ネタにするのはビリヤードを想定しての言い訳です。1アマチュアとして、個人競技としてビリヤードに接している場合の話。ミスをしても誰かに迷惑をかけるわけではない立場での話です。
「言い訳をしてはいけない」と言われますが、それは何故でしょうか。
あまりにも言い訳がましい人を見ると周りの人達はモヤっ、イラッとしますよね。私もある程度までなら「分かる分かる。私もしょっちゅう言い訳する」と共感出来るのですが、度を越えるとイラッとして「言い訳するな」「こいつ言い訳ばっかりだな」と思ってしまいます。
ほとんどの人にとっての「言い訳をしてはいけない」は「俺をイラつかせるな」でしかないような気がしますw あまり正当性のある主張ではなく、ただのお気持ち表明にしかならない。言い訳する人も言い訳に腹を立てる人も、どっちもどっち。
「他人の欠点は許容してあげるべき」という道徳もあるわけで、言い訳がましい人を見てイラッとする方にも原因があると言えてしまいます。
「言い訳をすることでメンタルが崩れる」だとか「言い訳なんかしていると結果が出ない」なんていうもっともらしい主張もありますけど、じゃぁ結果が出るんだったら言い訳してもいいってことですよね??
私がしばしばブログに書いているのが「自分への言い訳が一番駄目」ということ。口に出す出さないに関わらず、「今日はこういう事情があるから良い球が撞けなくても仕方がないんだ」と自分で自分に言い訳して勝負を投げてしまう。そんな人を見かけることがありますし、私もそういう経験がある。
そういう状態の時は分かりやすく「勝負に負ける」「おざなりに撞いたせいで、その後にも悪影響が出る」という害が出ます。自分で自分に言い訳をすることで明確なデメリットが発生する。
その一方で、自分への言い訳が良い方に転ぶこともあるようだと、今回のハウスを通じて感じました。
- ここ何年もロクな球を撞けていないが、その中でもこの何週間かは特に酷い。
- ここ何年もずっとまともな球を撞けてないわけだから、多少復調したところで納得の行く球を撞ける可能性がほぼない。
- 事前練習で多少はイメージが改善したけれど、自信を持てるほどではない。
こんな状態。恐らく自信という面では過去最低状態での試合出場だったと思います。
あまりに自信が無さすぎて自分に何も期待せず、「ゴミカスなりに最善を尽くしますよ」と考えていたし、試合中にミスしても「ゴミなんだからミスくらいしますよ」というメンタル。
つおい
一周回って強メンタルにww
普段は「自分に期待しちゃってる」とか「プライドが高い」とか、そういった所が邪魔をしてしまっているんでしょうね。
今回と同じメンタルになりたくても、「自分に言い訳をして、勝負を投げる」と「自分に何も期待せず、今できる最善を尽くす」と、どっちのモードに入るのか、そこんとこの分岐点が分からん。
ともすれば今回だって「こんだけ調子悪いんだから仕方ないんですぅー」と言い訳しながらおざなりな球を撞く可能性はあった。そうならなかった理由が分からん。
JPAをやっていた頃に、「ラーメンで腹ごしらえするなら、試合の4時間前までに食べる」と決めてました。
— 鈴木さんちの鈴木? (@billiblo) 2024年3月28日
今ハウス開始の1時間半前です。
こうして3流は、試合前に負ける言い訳を作り出すのです。
一応、無料のライスはやめといた。 pic.twitter.com/dkKe8iDK10
このツイートなんかも、投稿した時点ではネタのつもりでしたけど、何気に自分のメンタル作りに役立っていたのかもしれません。
たぶん、このポストを見て不快に思った方もいると思うので申し訳ないのですが、周りへの迷惑を考えなければ、SNSを使ってのメンタル作りって結構効果がありそうな気がします。メジャーな業界だと研究もされてそう。
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きっけー氏であったりI氏であったり、私が今までに何度も相撞きしていて普段は負けるイメージがない相手であっても、試合で当たると逆に負けるイメージしか湧いてこないし、実際に負けたことが何度かあります(I氏に負けたのは覚えているけど、きっけー氏に負けたのは覚えていないんですけどね)
それは私に
- メンタルが弱い
- ここぞという時に弱い
- 知り合いとの勝負に弱い
- 格下相手の方がむしろ緊張する
こういう弱々属性があるせいだと思います。
きっけー氏とかI氏とかを相手にしていても緊張してチビった球を撞いてしまうわけでして、今回の試合でキッケー氏と対戦していた時も、「相手じゃなくて試合のプレッシャーに負けてるんだよなぁ」と冷静に考えている自分がいました。
試合となるとやはり勝負に勝ちたい。勝ちたいのだけれど
- 「自分の球を撞けば勝てる」と自信を持てるほどの腕前がないし、そもそも自分の球も中々撞けない。
- 一発勝負の場では何が起こるか分からない。
- 平場でならば1回負けても2回3回とやって勝ち越しを狙うこともできるが、試合だと1回の結果が全て。
- 「見ず知らずの周りの人からしたら、そこでの結果が私の印象の全てである」ということを意識してしまう。
雑念ばっかりですね。試合だとこういう気持ちが出てきてしまうもんだから、誰を相手にしていても緊張してしまう。
格上相手ならまだ「胸を借りるつもりで」「負けて元々」「周りの人も『格上に負けるのは普通』と思ってくれるだろう」などと思えるので、比較的メンタル強め。
格下相手だとその逆。私が挑まれる方になるので、そっちのほうが苦手です。
きっけー氏を相手にチビった球を撞いたら「俺の腕前にチビったんだろう!」とキッケー氏は調子に乗ったこと言いそうですけど、私は相手がC級でもチビってるからなぁ。3先のC級だと「私のハイボールイージーミス2回+フロック9番1回で負ける」っていうイメージがめちゃくちゃ強いww 2先だとなおさら負けるイメージしかない。
ほんと、相手が誰かは関係なく、試合のプレッシャーと周りの目と自分に負けとる。