ビリヲカスタッフが徒然なるままに綴る日記です。
ビリヤードに関するニュースから晩御飯のおかずまで。
恋するローテーション
奈良県チームが13年ぶり2度目の全国制覇!
そしてMVP&ハイラン賞を京都の早川徹選手がダブル受賞!!
おめでとうございます☆
これは全日本都道府県対抗ポケットビリヤード選手権大会のお話しです。
別名、撞球甲子園(ビリヤード甲子園)と呼ばれる、盛り上がりハンパない団体戦。
「この大会が目標」
そう公言する選手も少なくありません。
ここには究極の喜びや感動、そして無限大の緊張や重圧も存在しています。
チームメイトや応援団の気持ちまで背負って撞く一球。
なんて、そうそう経験できる機会ありませんよね。
さて、今回の主題はローテーションという種目について。
この都道府県対抗でもずっと採用されているローテーション。
ナインボールやテンボールが主流の今、「撞く機会がない」という声も聞きます。
ローテーションを撞かない?
それって、めちゃくちゃ損していますよ。
ルールがわからない?
いや、すごくシンプルなルールですよ。
1番が1点で15番が15点は納得がいかない?
マスワリの9番カタカタしたら負けのナインボールよりよほどマシですよ。
個人的に「ローテーションもプレーする」ことを強くオススメします。
これは14-1やカイルンも同様です。
不慣れなものを否定から入るのは、守りに入っちゃっていますよ。
と、声を大にして伝えたいです。
ローテーションはボールが多いです。
だから1ラックにストーリーが生まれます。
B級くらいであれば、120点先取で十分に楽しめます。
2ラックで必ず終わるので、平均したら9ボールの3先より早く終わります。
ライバルがいるのであれば、ローテの120点先取の3先とか5先とか。
これくらいやれば、まあまあ納得のいく結果が出ることでしょう。
痛いミスもナインボールより記憶に残ります。
実際、都道府県対抗の出場者の多くは上級者ですが、120点で楽しんでいます。
「テンボールの2先(や3先)にして欲しい」
なんて声は聞いたことがありません。
ゲーム時間が読みやすく、実際に短時間で決着する。でも撞き手は満足できる。
これって、日頃の相撞きにも欲しい要素です。
終了時間が遅くなって困っているハウスなども、ローテを採用すればいいのに、と思います。
そもそも、日本ではポケット=ローテーションでした。
そこからルールの整備も進んで、一段と楽しみやすい環境になっています。
ちなみにフィリピンでは61点先取の〇先、というスタイルが定番。
近年は全日本オープンローテーション選手権大会もこのフォーマットを採用しています。
そしてローテーションで競う名人戦も間もなく始まります。
国内アマチュアポケット界、伝統の一戦。
撞くのも観るのも楽しいローテーション。
ぜひ慣れ親しんで、貴方のビリヤードをより深く広く楽しいものに♪
- 2019年5月24日(金) 09:30 by 事務局