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虚球新聞

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虚球新聞2020年4月22日 (水曜日)

虚球新聞
  • 422日 水曜日 
ふーるぷーる社
編集責任者:本局報道1班

『自粛の対義語』論争を追う

自粛自粛自粛。世界中で自粛。

いきなり自由を奪われた人たちのストレスは膨らむばかりだ。

だが相手がウイルスとあっては、取り締まりのしようもないというもの。

 

誰もが医療従事者をはじめ食糧の供給や生活に必要なインフラ稼働に携わる方への敬意は抱いている。

心の奥底では、空前の危機に瀕していながらも今日を生きられることに感謝をしている。

それでも出口が見えないトンネルの中にいる状況は、人々を不安にさせ、神経を尖らせてしまっているのが現状だ。

 

こうした精神的不安定が諍いや混乱を招いていると専門家は指摘する。

「在庫がないマスクを売れと怒鳴る、トイレットペーパーを何年分も買う、他県までパチンコに出向く。こういった行為は精神的な不安定が引き起こすトラブルの一例にすぎません」

今こそ平常心を忘れずに大人としての振る舞いが求められる時だろう。

 

そんな状況下においてビリヤード愛好家は冷静だ。

「さすがは紳士のスポーツ」と賞賛されるのも肯ける。

「メンタルスポーツで培った精神力」も役立っていることだろう。

 

だが、そんなビリヤード界においても一部にいざこざが生じているという。

日本ビリヤード親交振興進行委員会(親振進)は「このままでは現場の崩壊を招きかねない。今こそ落ち着いた行動を」と呼び掛ける。

紳士淑女しか存在しないビリヤード界で、一体、何が起こっているのだろうか?

 

騒動の発端は「自粛の対義語は何か?」という小さな議論だった。

「自粛の対義語は軽率」

おそらく行動自粛を促す意味もあったのだろう。

しかし、この表現自体にどのような問題があるのだろう?

 

本紙は撞球研究家に意見を求めてみた。

「ビリヤード愛好家の撞きたい欲求は、食欲や睡眠欲と並ぶ三大欲求の域にあることは研究結果に示されています。つまり現状は飢餓状態や極度の寝不足状態と同じにあります。そんな禁断症状が出ている時に『自粛の先に待っているのは軽率』と言われたことに失望したと考えられます」

確かに自粛の先に待つ未来が『軽率』では頼りないというもの。 

しかし本来の意味は『自粛をしないこと』を軽率であると推測するのが妥当なはずだ。

 

愛好家サイドは以下のようなコメントをしている。

「軽率というワードに我々はナーバスになりますね。不用意なショットもそうですし、厚みやフリの確認もしかり。晴れて撞けるようになった時に『軽率やな』と言われると思うと穏やかな気持ちではいられません」

そう、ビリヤード愛好家にとって「軽率」というワードは不名誉であり、誰もがこのワードでミスを責められたり自己反省させられた経験があるのだ。

 

では、紳士淑女にとって『自粛の対義語』として適当なポジティブワードは何だろう?

・ナイスショット(58%)

・マスワリ(23%)

・その他(ヤタケ、ボンバー、イレイチなど) (19%)

※親振進調べ

 

以上のアンケート結果から、『ナイスショット』が自粛の対義語と定められることとなった。

なお対義語として『フロック』は最も不適格と認定されたのでご注意いただきたい。

 

ビリヤードは知的な紳士のスポーツ。

楽しむ際には「ナイスショット」を存分に味わっていただきたい。

※頻繁に「あっ!」という言葉を使い「あーあ」と言われる残念な記者は当分自粛








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