それはキラキラネームではない!
【社説】キラキラネーム
キラキラネーム(wikipediaへリンク)という表現が使われて久しい。
極端な当て字であったり、日常では使わない、もしくは書けないような字画の多い漢字を並べたりするなど、およその特徴は『ヘンテコリン』であること。
そう解釈されている。
はたして本当にそうなのだろうか。
亜羅魅奏(アラミス)と命名すれば、これに該当してしまうのか。
武鯉慧(ブリエ)と名付けてはいけないのか。

日本における名前の歴史をたどれば、そもそもキラキラネームで溢れている。
漢字は『音』と『訓』で明確に呼び方は決められていて、それを「名前だからこう呼ばせていいんじゃね?」という名前は明治あたりから散見されている。
漢字辞典を片手に、読みとして適格か否かを調べてみれば、次々と元祖・キラキラネームが露呈してくるであろう。
漢字一文字の名前であれば、およそ本来の読みからはずれている場合が少なくない。
苗字だって、またしかりだ。
東海林(しょうじ)さん、服部(はっとり)さんなど、どう考えても無理やり読ませているにも関わらず、「昔からそうだから」と受け入れてしまっている。
小鳥遊(たかなし)さんなど論外で、もう法廷で争っていいレベルではないかと思うのだが、残念ながら「私、弁護士資格ないんだもん」。
そんな前置きはさておき、ビリヤードの依存症も重度になると、キラキラネームの判断も誤るようになるのだという。
先日も重症患者である父親が子供の友達をキラキラネームと決めつけてしまい、学校を巻き込んでの騒動に発展する事件が発生した。
「武蔵くんの弟が魁くんって、どれだけ(ビリヤードが)好きなの? しかもメーカーが違うし(笑)」
これには相手方の両親、学校の教師、さらには妻も子も「???」であったという。
「???」とならない貴方は依存症の可能性あり。
この依存症は日本で0.05%しか患っていないという少数派で奇病の域にある。
本紙の部数が伸びないのも、悲しくもうなずけるというものだ。