時代はハイテクグリップへ
ビリヤードにおける道具の進化はすさまじい。
直進性を高めて見越しを軽減し、さらには望むパワーを備えるシャフト。
シャフトとバットを効果的に連結して性能を引き出すジョイント。
革巻きをはじめとする、個々の手に合わせることができるグリップ。
届かない場所にも楽々アプローチが可能となったエクステンション。
ボールもまた進化をして安定度100%に近付いている。
さらにラシャの一定品質がプレーをサポートしてくれる。
チョークのクオリティも申し分のないものに。

更にこの冬にはハイテクグリップが登場する。
これは表面が必要に応じてグリップ力を強・中・弱の3段階で調整できる優れものだ。
ただし切り替えがオートマティックであるため、時として撞き手の要求と異なる場合があるので注意が必要だ。
なぜそんな機能が必要になったのか?
誰もミスをしなくなったからに他ならない。
前述のように、道具はパーフェクト。
ゲームボールを外す要素など見当たらない。
前述のように、コンディションも完璧。
「マスワリしか出なくて面白くない」
そんな諸兄を満足させるハイテクグリップは定価30000円(税別)。
「あ、グリップが!」
ミスをした時の保険としても活躍してくれるスグレモノ。