への字、くの字の誤用に注意!
「への字の球が苦手で・・・」
「くの字になった9番をカタカタして負けました」
ビリヤード好きな人の間では一般的に用いられる『への字』『くの字』。
しかし、明確な定義を知らずに使ってはいないだろうか?
本紙の特派員も先日、このような場面に遭遇した。
A「さっきの『くの字』の球。厚みを錯覚してるみたいだから、練習した方がいいよ」
B「3番ですか?」
A「いや、6番」
B「ああ『への字』の球ですね」
A「いや、あれは『くの字』だよ」
B「え? あれは『への字』だと思っていました」
A「絶対に『くの字』」(配置を再現する)
B「やっぱり『への字』になっていますね」
A「いやいや、これはどう見ても『くの字』だよ!」
B「もしかして、そっちから見たら『くの字』という話ですか?」
A「しつこいな! どっちでもいいだろう!」
B・特派員 (どっちでもいいんかい!)
さて、ここで『への字』と『くの字』についておさらいをしておこう。
講師にはまだ幼稚園児にも関わらず平仮名をすべてマスターしたY君にご登場いただいた。
Y君「かきじゅんです」
そう、『への字』と『くの字』の区別は書き順。
手球が的球へ、的球がポケットへ。その軌道を線で結んで、書き順になぞれば明確に区別をすることができるのだ。
今日から誤用とはサヨウナラ。誤用で御用! なんていうことがないようご用心を。