今年の数字が決定!
先ごろ、恒例の『今年の数字』が発表された。
これは日本撞球数字協会(日撞数協)が平成元年にスタートさせたもので、「ビリヤード愛好家にとっては年末の風物詩となっている」(日撞数教幹部)というもの。
『今年の漢字』にならって、一般公募を募り、一年の世相を振り返ろうという企画だ。
「年末に一年を振り返ることで、翌年の目標を立てるなど、ビリヤードへの想いを強くしてもらい業界の繁栄に貢献する」と、日撞数協が注力するる肝入りのイベント。
発表された今年の数字は『9』。
・今年ナインボールが一番メジャーな種目だったから
・一番はずした球が9番だから
・ビリヤードは自己鍛錬で苦行の苦(9)
・キュー(撞く棒)にかけて
・大切な手球がCUE(9) ballだから
といったところが主な選出理由だ。
投票はすべて『9』が選ばれて次点はなかったという。
ちなみに『9』が選ばれたのは29年連続29回目。
「投票すること自体が無意味では?」
「こんな企画は知らなかった」
「じゃあ、来年も9なんでしょ?」
愛好家は冷ややかな目で見ている。実は本紙編集部もつい先日、この企画を知ったばかりだ。
これについて日撞数協へ意見を求めたところ、「本企画は役目をまっとうしたと考えて」本年度で終了することをほのめかした。急に取りやめ。苦肉の策。
今年一年のご愛読に感謝申し上げますとともに、迎える新年のご多幸(フロックなど)をお祈り申し上げます。
ふーるぷーる社