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十年一昔7 マニラ湾
【十年一昔7 マニラ湾】Photo & Text by Akira TAKATA
今回は2010年1月に撮影した写真です。
「マニー・パッキャオがウチの店でトーナメントを開催します」
当時、現地でビリヤード場を経営していた日本人男性からの一本の電話でマニラへの旅は始まりました。
「パッキャオって誰?」
という方は少ないと思いますが、説明を入れておきますと、世界的に超有名なフィリピン人ボクサー。
41歳になった現在も世界王者で、フィリピンの国会議員でもあります。
そして趣味も特技もビリヤード!
この時もポケットマネーで賞金を出したパッキャオですが、2015年にはテンボール世界選手権も個人でスポンサードをします。
とにかくファイトマネーが桁違いなボクサーなので、どんな金額でもポケットマネーです(笑)。
トーナメントの方はリー・バン・コルテッザがファイナルでロニー・アルカノを下して優勝。
そしてお店はマネーゲームの祭典と化します。
プレイヤーはパッキャオにバッカー(スポンサー)を依頼し、パッキャオ自身も延々と対戦を繰り返します。
結局、パッキャオは3日間で50時間以上プレーしていました。
最終日は夕方にゲームが始まり、翌朝の9時になってもまだプレーが終わる気配がないので私は撤退。
夕方にお店へ行ったら「今帰ったよ」と。
世界チャンピオンのタフさを思い知らされた遠征でした。
この時の様子はキューズの2010年4月号(Vol.128)に特集で紹介されています。(パッキャオが表紙)
色々なご縁でスターを撮影させもらう機会はありますが、この先もパッキャオを超えるスターが被写体になることはないでしょう。あらためてご縁に感謝です。
これだけパッキャオを繰り返しながら、写真が夕陽を眺める若い男女の写真というのはご愛嬌で。
ちなみにマニラ湾の夕陽は世界三大夕陽に数えられることもあります。
『世界三大ビリヤード王国』を挙げるとしたら、今も昔もフィリピンは外せませんよね。
Sige!
十年一昔7 マニラ湾 PhotoData
撮影日:2010年1月16日
撮影場所:マニラ・ベイウォーク(フィリピン)
モデル:フィリピーナ&フィリピーノ
撮影者:タカタアキラ
- 2020年1月24日(金) 05:41 by タカタ写撞部