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再会
【再会】
今回の写真は今月頭に撮影をしたものですが、話は2005年にさかのぼります。
お時間の許す方は、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
お急ぎの方は、先に記す撮影状況だけでも是非。
『オールジャパンサマーカップ』というB級以下を対象とした試合のひとコマです。
8番を沈めて、9番に向かって歩いています。
足早に、でもしっかりとした歩調の、力強い足取りで移動中。

この表情を見れば、次のショットの結果も予測できますね。
やはり、9番ボールはポケットの真ん中に入りました。
この被写体”なっちゃん”と初めて出会ったのは2005年の春。
キューズというビリヤード専門誌で『女性プレイヤー』の特集が組まれ、そのパートのひとつに『女子アマチュア対談』を企画。
その時に取材、執筆、撮影を担当したのが私でした。
あらためて特集全体を見渡すと、海外トッププロのインタビューや世界の女性ビリヤード事情、華やかな勝負服紹介など、かなり濃い内容となっていて、その中において対談はオマケ的な企画の部類であったかと思います。
当初の企画段階では。
個性豊かでキャリアも十分な参加者が集まり、「もっと初々しい目線も」ということで、取材場所であったビリヤード嶋崎に所属する大谷晃央プロの推薦により、当時スタッフとして働いていたビリヤード歴1年の“なっちゃん”が4人目のメンバーになったと記憶しています。
この記事を書く前に、当時の対談記事を読み返しましたが、今読んでも面白いトークが展開されています。
テーマごとに個々の意見は分かれて、それぞれがしっかり自己主張。
でも和やかで終始笑いに包まれている空気も伝わってきます。(思い出します)
好評を博した結果、このシリーズは何度か不定期継続することとなります。
そんな企画の初回に、年齢的にもキャリア的にも控えめなスタンスでいた彼女。
それ以来、会う機会がなかったのですが、数年前に京都市内のビリヤード場で偶然遭遇しました。
文字通りの再会です。
大阪で会ったきりだったので、互いに京都出身ということも知りませんでした。
「ビリヤードに真剣に向き合おうと思って」。
その時だったのか、数回顔を合わせた頃だったのか、記憶は定かでないのですが、彼女が発した言葉ははっきりと覚えています。
競技として取り組む多くの方と共有できると思うのですが、
ビリヤードに向きあう=自分に向き合う
という図式がありますよね?
その時はぼんやりとしたものではありましたが、覚悟というか決意というのか、そんな意志を感じました。
とはいえ、その後もビリヤード場で偶然会う程度なので、本人に真意を尋ねたこともありません。
でも今回の写真を撮った時、その表情に『向き合ってきた』一部が写ったように思ったのです。
日頃に取り組んできた成果を試す場所が試合。
でもそれはゴールではなく過程。
試合の結果もまた、向き合う機会なのですから。
初めて会った時はC級未満でなかったかと思われる彼女が、凛とそこに向き合っていました。
と記している私は、まだまだ向き合うビリヤートとは程遠く、結果に一喜一憂しているレベル。
でも、こんな表情でボールに向かえるように、結果を受け止められるように。
そうなれるように日々、向き合っていかねば。
と強く思う機会となりました。
最後に当時の記事を読み返して、書いた本人として、グサリと刺さった部分があったので、ここに残しておきたいと思います。
4名の女性が様々なテーマの多くで意見が分かれた中、全員の意見が一致した部分です。
「男性プレイヤーは口数とアクションは少ない方がよい」
今日から今一度、肝に銘じてゆく所存でございます。
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再会 Photo Data
撮影日:2018年8月5日
撮影場所:玉出ビリヤードACE ※オールジャパンサマーカップ会場にて
モデル:石田奈都子さん
撮影者:タカタアキラ
- 2018年8月16日(木) 17:55 by タカタ写撞部