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ホームへの愛情

【ホームへの愛情】Text by Masami NOUCHI

どもども!JPBAのメガネプロこと野内麻聖美でーす!

3度目の登場ですが、相変わらず文章量のみで勝負しまっせー(笑)!

 

今回の被写体は「ビリヤード スティンガー」オーナーの新谷通子アマ。

過去メガネブログで度々登場し、私より有名なヨダレたれ子です(笑)。

こんなふざけたあだ名にも関わらず(笑)、7月1日に行われた「アマナイン」で見事優勝し、初の全国タイトルをゲット!!

マジすごい!!

 

早速翌日、ケーキ片手にお祝いに駆けつけたメガネ。

「あ!せっかくだからタカタ写撞部用に、たれ子とケーキの写真を撮っておこう」と思い「写真撮るよ〜!」と声をかけたところ「一緒に撮ろうよ!」と言われました。

「私は良いから」

「一緒に一緒に!」

「まずは一人で」

「一緒に一緒に!」

「いや、本当に良いから」

「一緒に一緒に!」

この怒涛の「一緒に一緒に攻撃」に負け(笑)、とりあえず二人でパチリ。

その後「じゃあ全員で!」「次は女子だけで!」と撮影会は続き、みんなで馬鹿騒ぎしていたら、すっかりたれ子一人の写真を撮りそびれてしまいました(笑)。

ってな訳で、今回はうっかり私も被写体になってしまいすいませ〜ん(笑)。

 

たれ子と私は同い年で、出会いは約17年前。年に一度のスティンガーレディース戦でした。

当時はたれ子が「スティンガー」の常連、私はバイトしていた別のビリヤード場のハウス以外に出るのが二度目の無名アマでした。

ホーム以外のビリヤード場に行く事自体が全くない環境だったのですごく緊張しましたが、ラッキーでファイナルまで勝ち進みました。

そこで待ち構えていたのがヨダレたれ子。

出場者は30人前後だったと思いますが、私は当時のママさん以外ほぼ全員初対面だったので、たれ子の顔も名前も知りませんでした。

でもファイナルがスタートすると、明らかにそれまで対戦した選手よりも上手で、結局たれ子の優勝でした。チッ(笑)。

ハウスとはいえ、朝から晩まで試合をした事が始めてだったので相当疲れましたが、録画したファイナルのビデオを頂けるという事で、ダビングが終わるのを待つ事に。

カウンターに座っていたたれ子の隣りに座ったメガネ。

当時のたれ子は金髪でちょっと怖かったのですが(笑)、「何か話しかけた方が良いかな」と思い、私がチョイスした言葉は「それカツラですか?」(笑)。

そう言われた時のたれ子の驚きの表情は一生忘れません(笑)。

いまだに昔話になると「初対面で‘カツラですか?’って聞かれたんだよー(笑)!」と言われるので「だって金髪でヘルメットみたいな頭しとったやんけー(笑)!」と言い返しています(笑)。

ちなみにその時頂いたビデオは今も家にあり、数年前に「うわっ!懐かし〜!」と思って見たところ、想像以上に太っていてショックだったので今後一生見ないと心に決めました(笑)。

 

当時バイトしていたビリヤード場はすでに辞める事が決まっていたので、このレディース戦をきっかけに、自宅から遠いながらもホームを「スティンガー」にチェンジ。

この時はまだプロ志望ではありませんでしたが、ママさんとの出会いをきっかけに色々な変化があり、プロになる事を決意。

「スティンガー」で練習生としてお世話になり、初来店から約2年半後にプロ入りしました。

それから約2年が経ったある日。ママさんから突然「お店を辞める」と言われ、あまりのショックで言葉を失いました。

当時は別の所属店があったので行く機会は少なかったですが、「スティンガー」があるのは当たり前で、無くなるなんて考えた事もありませんでした。

恐らくほとんどの常連さんがそうだったと思います。

 

そこで立ち上がったのがヨダレたれ子。当時28歳でしたが「スティンガーが無くなるのは絶対に嫌!!」と、「スティンガー」を受け継いでくれたのです。

たれ子はオープン当初からの常連ですし、人一倍「スティンガー」に対する愛情があったと思います。

とはいえ、それだけでお店の経営が成り立つほど甘くはありません。

特に「スティンガー」は歯に衣着せぬママさんのファンが多く、経験豊富なママさんに人生相談しに来る人も少なくありませんでした。

それが突然ママさんより約20歳も若い女性のたれ子がオーナーになるというのは、正直難しいのではないかと思いました。

「スティンガー」はある、でもママさんはいないという不思議な環境になり、自然と行く回数が減った常連さんも正直いたと思いますが、試行錯誤しながら努力し続けたたれ子。

 

そんなたれ子を見て「協力しよう」「たれ子が辞めたら次こそスティンガーは終わりだ」と思った常連さん方の温かい支えもあり、気付けばたれ子がオーナーになって13年。

9年というママさんの年数を越えました。

ママさんが築いてきた良さを残しつつ、自分のキャラを活かし、時代の変化にも対応してしっかりと「スティンガー」を守り続けてきたたれ子。

あの時たれ子が受け継がなければ、今回の優勝も無かったと思います。本当にすごい事です。

とことんあだ名はふざけてるけど(笑)。

 

とまあ、ここまで柄にもなくたれ子なんぞを褒めてきましたが(笑)、もちろん欠点ばかりです(笑)。

まずあだ名にもなっているヨダレ(笑)。

過去何度か「なぜヨダレたれ子さんて言うのですか?」と聞かれた事がありますが、詳しい説明が必要でしょうか(笑)?? もうそのまんまです(笑)。

それから、人使いの荒さも群を抜いています(笑)。

もう常連さんはすっかり心得ていて、頼まれなくても進んで手伝っていますが、そろそろ給料未払いで集団訴訟に踏み切った方が良いと思います(笑)。

 

他にも欠点をあげたらキリがないのですが(笑)、もっとたれ子の事を知りたいという物好きな方はメガネfacebookページに載せた【こちら】のヒーローインタビューをご覧下さい(笑)。

コメント力の無さが剥き出しです(笑)。

 

ホームへの愛情 Photo Data

撮影日 : 2018年7月2日

撮影場所 : ビリヤードスティンガー

モデル : 新谷通子、野内麻聖美(JPBA)

撮影者 : スティンガー某店員




  • 2018年8月 9日(木) 15:44 by タカタ写撞部

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