ビリヲカスタッフが徒然なるままに綴る日記です。
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2018 全日本選手権 優勝予想(25日18:10更新)

みなさんこんにちは、システム開発担当スタッフHDです。
2018全日本選手権真っただ中ということで連日投稿でございます。
自宅待機組で暇・・・というわけではありません。
公式ライブスコア 2018全日本選手権
https://billi-walker.jp/jpba/alljapan/2018
全日本選手権も男子はシングルベスト64に突入しました。本日はビリヲカのレーティングシステムを利用した優勝予想をご紹介します。
→ビリヲカのレーティングシステムに関してはこちら
ビリヲカにはレーティングシステムを利用して優勝を予想する「てだまくん1号(仮)」というシステムがあります(非公開です)。
シングルトーナメント限定ですが、レーティングによって勝敗確率を算出し、組み合わせの有利不利も含めて優勝確率を出してくれます。
この「てだまくん1号(仮)」に2018全日本選手権男子ベスト64の優勝確率を出してもらった結果が以下です。
1位 | 張栄麟 | 15.69% |
2位 | 柯秉逸 | 14.97% |
3位 | 土方隼斗 | 8.12% |
4位 | ジェフリー・イグナシオ | 7.17% |
5位 | 柯秉中 | 7.13% |
6位 | 羅立文 | 5.75% |
7位 | 大井直幸 | 5.37% |
8位 | 栗林達 | 4.70% |
9位 | カルロ・ビアド | 3.42% |
10位 | リー・バン・コルテッザ | 2.47% |
→2018全日本選手権男子ベスト64のトーナメント表はこちら
1位は張栄麟の15.69%、2位に柯秉逸の14.97%で、強豪ひしめく今大会の中で上位二人で30%を占めます。また、トーナメント表のトップハーフにレーティングが高い選手が集まっている中で1位に立った張は流石ですね。
JPBA勢では3位に土方隼斗、6位に羅立文、7位に大井直幸、8位に栗林達が入っています。なんと4人ともがトップハーフに入ってしまいましたが、何とかしてJPBA念願の日本勢による全日本制覇を果たしてほしいところです。
現時点でベスト64の半分以上が試合を終えています(11/23 14:30現在)。
ベスト32がそろい次第、新しい優勝予想とともに記事を更新します。
女子の試合も、シングルに入り次第この記事に追加をしていきますので、是非ご覧ください。
11/23 21:40更新
男子のベスト64がすべて終了しました。
レーティング上では、大きな番狂わせ(レーティングが100以上離れている時に下のレーティングが勝利)はありませんでした。
唯一、戦績が少ないためレーティングがまだない劉日騰が田中雅明を破った試合がアップセットと呼べるかもしれません。
では、男子ベスト32時点の優勝予想です。
1位 | 張栄麟 | 19.16% |
2位 | 柯秉逸 | 16.68% |
3位 | 柯秉中 | 9.50% |
4位 | 大井直幸 | 8.25% |
5位 | ジェフリー・イグナシオ | 7.56% |
6位 | 土方隼斗 | 6.88% |
7位 | 栗林達 | 5.01% |
8位 | 羅立文 | 4.71% |
9位 | カルロ・ビアド | 3.57% |
10位 | リー・バン・コルテッザ | 2.13% |
上位10人がすべて勝利したため、顔ぶれは変わりませんでした。
10人の中では、ボトムハーフの柯秉中が順位を上げて3位となっています。
また、大井直幸がベスト64で赤狩山幸男を破ったことで順位を上げ、日本勢トップの4位となっています。
ベスト32での注目対戦
対戦相手二人のレーティング合計が最も高いのは「土方隼斗 VS リー・バン・コルテッザ」です。この戦いを制したほうがベスト16での優勝確率をぐっと上げてくると思われます。
対戦相手間のレーティングの差が最も少ないのが「鄭喻軒 VS ローランド・ガルシア」(ガルシアのレーティングは参考値)です。
同様に「トースティン・ホーマン VS 北谷好宏」も注目です。
次回は女子ベスト32が揃い次第更新予定です。
11/24 16:30更新
女子のステージ2が終了し、シングル32の組み合わせが決定しました。
→2018全日本選手権女子ベスト32のトーナメント表はこちら
早速ベスト32時点の優勝確率をてだまくん1号に尋ねました。
1位 | 陳思明 | 38.80% |
2位 | 付小芳 | 22.34% |
3位 | 魏子茜 | 9.84% |
4位 | 河原千尋 | 8.25% |
5位 | 栗林美幸 | 4.32% |
6位 | 陳佳樺 | 3.70% |
7位 | 郭思廷 | 2.76% |
8位 | 平口結貴 | 2.28% |
9位 | 藤田知枝 | 1.39% |
10位 | パク・ユンジ | 1.24% |
(選手名をクリックすると名鑑に飛びます。)
このメンバーでベスト32にして優勝確率が38.80%の陳思明は驚異的です。2位の付小芳と二人の中国勢で実に60%を占めています。そして二人に合わせて強豪がトップハーフに入り、厳しい枠となっています。
3位には台湾勢トップの魏子茜(ボトムハーフ)が入りました。
4位河原千尋は厳しいトップハーフに入りレーティングの割に確率を落としています。対して栗林美幸、平口結貴、藤田知枝はいずれもボトムハーフに入り、5位、8位、9位に入りました。
女子ベスト32の注目の対戦
総合レーティングの高い注目の対戦は「付小芳 VS 夕川景子」です。
レーティング差の小さい注目の対戦は「藤田知枝 VS 平口結貴」です。
確率を跳ね返して日本人選手の活躍に期待です!
次回は男子ベスト32が揃い次第更新します。
11/24 21:40更新
男女ベスト32が終了しました。まずは男子から。
男子ベスト32注目の対戦「土方隼斗 VS リー・バン・コルテッザ」は土方隼斗が11-9で勝利、「鄭喻軒 VS ローランド・ガルシア」は鄭喻軒が11-8で勝利、「トースティン・ホーマン VS 北谷好宏」はトースティン・ホーマンが11-4で勝利しました。
また、レーティング100差以上下の選手が勝利したアップセットの試合としては、高橋邦彦がジェフリー・イグナシオを、サンジン・フェリバノビッチが吉岡正登を、ヨハン・チュアが柯秉逸をそれぞれ破りました。ヨハン・チュアに関しては、ディフェンディングチャンピオンで過去2度全日本選手権を制しており、アップセットとは言えないかもしれません。サンジン・フェリバノビッチ・・・・・。あなたは何者ですか・・・(17歳だそうです)。
男子ベスト16時点の優勝確率予想
1位 | 張栄麟 | 21.74% |
2位 | 柯秉中 | 15.92% |
3位 | 土方隼斗 | 10.93% |
4位 | 大井直幸 | 9.40% |
5位 | 羅立文 | 7.93% |
6位 | 栗林達 | 7.23% |
7位 | カルロ・ビアド | 7.05% |
8位 | トースティン・ホーマン | 4.72% |
9位 | 飯間智也 | 3.76% |
10位 | アロイシウス・ヤップ | 2.80% |
前回のベスト10から、柯秉逸、ジェフリー・イグナシオ、リー・バン・コルテッザが敗れました。
そして、トースティン・ホーマン、飯間智也、アロイシウス・ヤップが8位、9位、10位に入っています。
また、リー・バン・コルテッザを倒した土方隼斗が3位に浮上しました。JPBAの選手もベスト16の中に8人、ベスト10の中に5人入っており、十分に期待ができる状況です。
男子ベスト16注目の対戦
総合レーティングで注目の対戦は「土方隼斗 VS 栗林達」そして「鄭喻軒 VS 張栄麟」です。
レーティング差で注目の対戦は「大井直幸 VS 羅立文」、「アロイシウス・ヤップ VS 飯間智也」です。
ベスト16になると、総合レーティング、レーティング差ともに注目対戦ばかりになりますね。
続いて女子ベスト32の試合結果から。
注目の対戦「付小芳 VS 夕川景子」はヒルヒルで付小芳が、「藤田知枝 VS 平口結貴」は平口結貴が9-4で勝利しています。
アップセットとしては、蔡佩君が陳思明をヒルヒルで破りました。蔡佩君は消化試合数が少ないとはいえ、レーティング差は実に480でした。
女子ベスト16時点の優勝確率予想
1位 | 付小芳 | 39.05% |
2位 | 河原千尋 | 14.37% |
3位 | 魏子茜 | 12.75% |
4位 | 陳佳樺 | 7.12% |
5位 | パク・ユンジ | 5.85% |
6位 | 平口結貴 | 5.22% |
7位 | 郭思廷 | 4.40% |
8位 | 史天琪 | 3.27% |
9位 | 梶谷景美 | 2.94% |
10位 | Seo Seoa | 1.57% |
前回のベスト10の中で、陳思明、栗林美幸、藤田知枝が敗れ、史天琪、梶谷景美、Seo Seoaが8位、9位、10位に入ってきました。
陳思明が抜けたトップハーフの選手の優勝確率がぐっと上がり、河原千尋が2位に順位を上げています。
女子ベスト16の注目の対戦
総合レーティングでの注目対戦は「河原千尋 VS 林潤美」、レーティング差での注目対戦は「平口結貴 VS 郭思廷」です。
混沌としてきた優勝争いを制するのは誰でしょうか。
次回更新はベスト8が揃い次第、明日のお昼ごろを予定しています。
11/25 12:50 更新
男女ベスト8が揃いました。まずは女子から。
女子ベスト16の注目の対戦の結果は、「河原千尋 VS 林潤美」は林潤美が9-3で、「平口結貴 VS 郭思廷」は9-0で 郭思廷が勝利しました。
大きなアップセットとして、林潤美が河原千尋を、Nony Krystianti Andilahが陳佳樺を破った試合がありました。
女子ベスト8時点の優勝確率予想
1位 | 付小芳 | 50.32% |
2位 | 魏子茜 | 18.70% |
3位 | パク・ユンジ | 9.70% |
4位 | 郭思廷 | 8.38% |
5位 | 史天琪 | 8.00% |
6位 | 林潤美 | 3.94% |
7位 | 蔡佩君 | 0.56% |
8位 | Nony Krystianti Andilah | 0.38% |
残念ながら日本勢は終了してしまいました。
上位陣が相次いで敗れたため、付小芳の優勝確率が50.32%にまで上昇しています。レーティングが未知数の「Nony Krystianti Andilah」が台風の目となるでしょうか。
女子ベスト8の注目の対戦
総合レーティングでの注目対戦は「林潤美 VS 付小芳」「パク・ユンジ VS 蔡佩君」です。
レーティング差での注目対戦は「郭思廷 VS 魏子茜」です。
男子ベスト16の結果
注目の対戦「土方隼斗 VS 栗林達」はヒルヒルで栗林達が、「鄭喻軒 VS 張栄麟」は11-3で鄭喻軒が勝利しました。
また、「大井直幸 VS 羅立文」は羅立文が、アロイシウス・ヤップ VS 飯間智也は 飯間智也がともにヒルヒルで勝利しています。
アップセットとして、サンジン・フェリバノビッチがトースティン・ホーマンを破りました。
男子ベスト8の優勝確率予想
1位 | 柯秉中 | 32.64% |
2位 | 栗林達 | 20.35% |
3位 | 羅立文 | 16.83% |
4位 | カルロ・ビアド | 11.31% |
5位 | 鄭喻軒 | 7.74% |
6位 | 飯間智也 | 7.46% |
7位 | 高野智央 | 3.57% |
8位 | サンジン・フェリバノビッチ | 0.09% |
前回1位の張栄麟、3位の土方隼斗、4位大井直幸、8位トースティン・ホーマン、10位アロイシウス・ヤップが敗れました。柯秉中がトップに、栗林達が2位に立っています。
ベスト8にJPBA所属選手が4人残っています。レーティング不明のサンジン・フェリバノビッチも注目です。
男子ベスト8の注目の対戦
総合レーティングでの注目対戦は「羅立文 VS カルロ・ビアド」「栗林達 VS 鄭喻軒」「高野智央 VS 飯間智也」です。
レーティング差での注目対戦も同様に「羅立文 VS カルロ・ビアド」「高野智央 VS 飯間智也」「栗林達 VS 鄭喻軒」となっています。
次回は男女ベスト4が揃い次第更新します。
11/25 15:05更新
女子ベスト4が出そろいました。男子はベスト4が揃い次第更新します。
女子ベスト8の結果
注目の対戦「林潤美 VS 付小芳」はヒルヒルで林潤美が、「パク・ユンジ VS 蔡佩君」パク・ユンジが9-5で勝利しました。
また、「郭思廷 VS 魏子茜」は魏子茜が9-3で勝利しています。
アップセットとして、林潤美が付小芳をが破った対戦がありました。レーティング差は260でした。
女子ベスト4時点の優勝確率予想
1位 | 魏子茜 | 43.72% |
2位 | パク・ユンジ | 23.47% |
3位 | 林潤美 | 17.39% |
4位 | 史天琪 | 15.42% |
前回1位の付小芳が敗れたことで、魏子茜が4人の中で頭一つ抜け出しました。
女子ベスト4の注目の対戦
総合レーティングでの注目対戦は「史天琪 VS 魏子茜」です。
レーティング差での注目対戦は「林潤美 VS パク・ユンジ」です。
男子ベスト8の結果
注目の対戦「羅立文 VS カルロ・ビアド」は カルロ・ビアドが11-9で、「栗林達 VS 鄭喻軒」は栗林達がヒルヒルで、「高野智央 VS 飯間智也」は高野智央 が11-7で勝利しました。
男子ベスト4時点の優勝確率予想
1位 | 柯秉中 | 36.50% |
2位 | 栗林達 | 33.98% |
3位 | カルロ・ビアド | 22.38% |
4位 | 高野智央 | 7.14% |
ベスト4に残ったメンバーはこのようになりました。
依然として柯秉中がトップですが、栗林達も僅差で追いかけます。台風の目となっている高野智央にも十分チャンスはあるといえるでしょう。
男子ベスト4の注目の対戦
総合レーティングでの注目対戦は「カルロ・ビアド VS 栗林達」「柯秉中 VS 高野智央」です。
レーティング差での注目対戦は「カルロ・ビアド VS 栗林達」です。
次回は決勝前に更新します。
11/25 18:10更新
祝!男子日本人決勝対決!!!!!!!!
・・・すみません、取り乱しました。
女子準決勝対戦結果
「史天琪 VS 魏子茜」は史天琪が9-6で、「林潤美 VS パク・ユンジ」は林潤美が9-3で勝利しました。
林潤美は2009年以来2度目の決勝進出、史天琪は初の決勝進出で、どちらが勝っても全日本選手権初制覇です。
決勝優勝確率予想
1位 | 林潤美 | 50.14% |
2位 | 史天琪 | 49.86% |
50.14%、49.86%と、まさにどちらが勝ってもおかしくない決勝となりました。というよりも「どっちが勝つかわからない」という優勝予想です・・・。
男子準決勝対戦結果
「カルロ・ビアド VS 栗林達」はが11-6で、「柯秉中 VS 高野智央」はが11-5で勝利しました。
高野智央はレーティング差198のアップセットでした。
男子決勝優勝確率予想
1位 | 栗林達 | 75.76% |
2位 | 高野智央 | 24.24% |
決勝の対戦は75% vs 25%と差が付きました。
ただ、どちらも強敵を倒してここまで上がってきているので、どちらが勝っても全くおかしくはありません。
日本勢の優勝は決まりました。あとは決勝を楽しみましょう!
編集後記
決勝の結果は男子は高野智央、女子は史天琪が初優勝を果たしました。
いずれもトーナメントの初めでは優勝確率ベスト10に入っていませんでした。今回初の試みだった「てだまくん1号の優勝予想」は大外れだったといえるかもしれません。
レーティングは今までのデータによって決まるもので、それを元に確率を出してはいますが、やはり試合は「やってみなければわからない」ものだということを再認識しました。
とはいえ、番狂わせが起きた時の驚きも、その試合での選手の相性なども、データを事前に持っているかどうかで大きくなるのではないかと思います。大会を楽しむお供として今後ともデータを蓄積していきますので、「てだまくん1号(仮)」をよろしくお願いいたします。
- 2018年11月26日(月) 19:33 by スタッフHD
