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女流球聖戦7年の軌跡と不均衡

 前回の記事『球聖戦24年の軌跡と均衡』では、東日本と西日本がまったく互角の数字を残していたことについて、「意外だった」「驚いた」という声を多数いただきました。

 

今回は女流球聖戦を東西の数字で見てみたいと思います。今年で8年目、既に国内ポケット界女子アマ最強選手を決める大会として定着していますね。

 

まず、男子と同様に東西代表者決定戦における、東日本代表と西日本代表の勝敗から。(2011年は久保田知子女流球聖がプロ転向のため、この勝者が女流球聖位の座に就きました)

 

女流球聖戦、過去7回開催における、東西の勝敗は・・・。

 

 

 

5勝2敗で東日本が勝ち越していました!

 

 

そして女流球聖位7期の中で、東西比率は東5西2。こちらも東日本が優勢となっています。

 

さらに、驚くべきことはまだあります。

 

女流球聖位カップ
女流球聖位カップ写真

それは東西代表者決定戦、球聖位決定戦に出たプレイヤーの数が非常に少ないという点です。言い換えれば、「いつもの人」と言って差し支えないほど常勝メンバーがいるということになります。それでは紹介してみましょう。

 

まず、第1期目は東西の代表が戦って初代女王を決めました。(前年王者がいないので) ここで西日本代表・久保田知子が東日本代表の米田理沙を下して初代女流球聖位となっています。

 

翌年は西の田中夕紀子が東の最首文子を破って挑戦権を獲得。ここまで東西決戦は西が2連勝という状況でした。そして決定戦は久保田が防衛。そして翌年にこのタイトルを返上してプロ転向。つい先日の全日本女子プロツアーで公式戦優勝も果たしました。(女流球聖位在位中もツアー史上初のアマ優勝を飾っています)

 

そして第3期。東代表は2年ぶりの米田。一方、西代表は山里真希子。この対戦を米田が制して、3期目で女流球聖位が初めて東日本へ行きます。そして長い遷都となりました。

 

第4期は東代表が佐原弘子、西は2年ぶりの田中。前年球聖の米田、この年の田中と、既に「いつもの人」状態になっていることが窺えます。結果、東の佐原が勝ち、さらに球聖位決定戦でも勝利を収め、史上3人目となる女流球聖位の座に就きました。

 

翌年の第5期は東代表が米田、西代表が栃下恭子で、米田が佐原に挑戦。前年と同一カードで立場が逆。佐原が防衛達成。

 

第6期は東が北海道の平口結貴で、西が沖縄の川畑。第3期西日本代表の山里が結婚して川畑に。なので3年ぶりの登場です。平口が勝ち、決定戦はフルセットのフルゲームに及ぶも佐原2度目の防衛。

 

そして昨年行われた第7期。東は米田、西は松元亜弥。東が勝ち、挑戦者は米田に。そして佐原が3度目の防衛。

 

このような流れを汲む女流球聖戦も来週末には第8期女流球聖位が決定します。東日本代表は平口、西日本代表は妹尾恵子。一説によると、エビ大好きvs焼肉大好き、の対戦なのだとか。その勝者の挑戦を待つのは佐原です。

 

いかがでしたでしょう? 複数回登場する選手名に色をつけてみました。いやはや「どんだけぇ~」な人ばかりです。そして3期目以降の東日本完全制圧状態もあらためて見ると驚きますね。

まあ、ここに一生の間に1度でも名前が入ったら、プレイヤーとして素晴らしい栄誉であることは間違いないでしょう。

 

来週も大阪で熱い熱いバトルが繰り広げられて、大会にまたひとつ歴史が加わることになります。オフィシャルのUSTREAM中継などもありますので、ご覧になられてみてはいかがでしょう?




  • 2016年4月 9日(土) 09:43 by 事務局

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