ビリヤードの入門書としても活用されています。
ビリヲカスタッフが徒然なるままに綴る日記です。
ビリヤードに関するニュースから晩御飯のおかずまで。
全日本ローテ15年のデータから
みなさんこんにちは。
今週末は大阪で『第66回全日本ローテーション選手権』が開催されます。この歴史ある大会の輪郭や歴代ファイナリス等のデータはビリヲカ用語集の全日本オープンローテーション選手権大会でご覧いただけます。
15年間で最多ベスト16入り(9回)の青木亮二 ※写真は2016関西オープン
この大会はJPBAの公式戦としては、ローテーション種目を採択している唯一の大会でもあります。
今日は過去15年(2001~2015年)のデータを元に、この大会で活躍している、すなわち、ローテーションに強い選手を見つけ出してみたいと思います。
まず、過去15回の開催中、ベスト16に残った回数の多い順に紹介してみます。(敬称略、五十音順、現役プロのみ抽出)
1位 青木亮二 9回
8位 赤狩山幸男、浦岡隆志、大井直幸、杉原匡、福本宇太郎 5回
いかがでしたでしょう? プロ公式戦ですので、ベスト16に入ったことがあれば、それは立派な1つの足跡と捉えてもよい戦績です。しかし上位陣のアベレージの高さをあらためて知る機会になりますね。そして単独首位の青木プロもさすが。讃岐のライオンはローテーションのキングでした。
また、2002年以降にプロ転向したプレイヤーについては、ここにプラスアルファの加点をすべきところですね。そして今年は2日開催となり、2日目がベスト16からとなっていますので、この記録を伸ばすには決勝日進出が絶対条件となります。
ちなみに直近5年(2011-2015年)で集計をすると、ベスト16入り4/5が2人! 青木&川端というハードブレイクコンビ。そして3/5が8人! 大井、北谷好、栗林、高橋、竹中、田中、土方、山本久司。いやはや、濃いメンバーが揃っています。
続いて、ベスト16に残った時、表彰台(ベスト4)に上がる確率上位を紹介します。(分母3でフィルターをかけます)
3位 大井直幸、福本宇太郎、山本久司 (0.6000=3/5)
6位 赤狩山幸男 (04000=2/5)
10位 栗林達、利川章雲、戸田孝、星勝士、森嶋満義 (0.3333=1/3) ※栗林は2/6
以上が、ベスト16に残った時に表彰台に上がる確率高い順リストです。勝率を単純に5割だとすると、ベスト16→ベスト4の確率は4分の1=0.2500となりますから、上に名前が挙がったプレイヤーの勝率はかなりのものです。
試合は今週末の土日。田中雅明は大会史上2人目となる大会3連覇という記録に挑戦です。昭和26年に始まったこの大会。今年は平成28年。こうした歴史ある大会が継続開催されていることは、業界として胸を張ってよいことでしょう。
そして66代目の王者の椅子には誰が座るのか? 今週末は大阪に注目です。
- 2016年3月17日(木) 19:29 by 事務局