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ビリヲカ日記

ビリヲカスタッフが徒然なるままに綴る日記です。
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2014シーズン終了時のJPBA男子プロデータ

 さて、フェイスブックページの方で女子の部を数字で見てきましたが、今度はビリヲカ内で男子のデータを書いてみたいと思います。

 

 前後編に分けず記していきますので、かなりの長文になります。お時間許す時にお読みいただけますれば。

 

まず2014年日本ランキング1位は大井直幸!!

画像は2014全日本ポケットビリヤード選手権大会

 

 プロ9年目にして2年ぶり3度目の日本一。あっぱれです。談話はコチラ(B.D.)がオススメです。※リンク先の文中にインタビューへのリンクがあります

 さて、今回は女子の時に反響が大きかった『ヒルヒル勝率』を中心に紹介していきます。

 これについてあらためて記しますと、国内公式戦約10年分の決勝シングルのトーナメント表をデータ化したものから、ヒルヒル(フルゲーム)となったゲームの勝率を弾き出したものです。女子と同様にヒルヒルサンプルが10ゲーム未満の選手は省きます。それでは過去10年、国内でもっともヒルヒルで高い勝率を収めた『ヒルヒルキング』を発表します。

 

 

 

 JPBA男子でこの10年間、ヒルヒルにもっとも強いと数字が示したのは・・・

 

浦岡隆志!!!

 

過去10年ヒルヒル最強・浦岡隆志(15勝5敗 0.750)

 浦岡といえば2014年シーズンに北海道オープン優勝(全国オープン初制覇!)をはじめ充実した戦いぶりを披露して日本ランキングトップ10入りを果たしました。大阪が生んだ天才少年もそろそろ中堅からベテランの域に入ろうとしていますね。

 ヒル勝率7割5分。つまり4回に3回は勝つという、ちょっと突き抜けた数字です。次点は神箸久貴の12勝5敗(0.7059)。そして早瀬優治が8勝4敗(0.6667)と続いています。いずれも通常の勝率を大きく上回るヒル勝率。ここには”何か”がありそうです。

 

 ここまで見ると「じゃあ、アノ人とかアノ人とかアノ人はどうなんだろう?」と、ランキング上位常連組が気になる人も多いことでしょう。ここで、ヒルヒルサンプル数を30まで引き上げてみると、僅か7名だけが対象となりました。

 

 決勝シングルにおいて、ヒルヒルを30回以上経験している人となると、かなり限られた選手になります。これは「いかに多く決勝ラウンドで試合をしてきたか」と見て取ることもできますね。

 

 それでは、過去10年(2005年~2014年)に(決勝ラウンドで)ヒルヒルを30回以上体験した7名を、勝率順に紹介していきましょう。

 

 このトップグループの中でヒルヒルキングに輝いたのは、”褐色の超人”こと栗林達でした。

過去10年ヒル最多勝の栗林達(23勝13敗 0.6389)

 

 ヒル勝率6割超えは(ヒルサンプル数30オーバーの中では)ただ1人。まさに超人ここにアリ、ですね。

 

 次点は大井直幸の22勝16敗(.5789)。ここから田中雅明が17勝13敗(.5667)、川端聡が21勝17敗(.5526)、羅立文が22勝18敗(.5500)、土方隼斗が17勝15敗(.5313)、赤狩山幸男が15勝15敗(.5000)と続いていました。全員が5割以上をキープしているあたりも興味深いところです。2014年のランキングについては、JPBA公式サイトで公開されていますので、ぜひそちらをご覧ください。

 

 今後、データが増えるにつれ、サンプル数のカットラインや、データ抽出の細分化についても検討していきたいと思います。


 が、ビリヲカはデータサイトですので、読み物については前出のビリヤードデイズさんやウェブキューズさん、そして世界最速の情報サイトであるオンザヒルさん、その他熱心な球ブロガーさんたちなどに委ねる方向で、それぞれがビリヲカのデータを活用していただければ、と考えています。

 

 もちろんその先には、『新しいビリヤードファン獲得』がなければなりません。そのためにも、もっとデータを蓄積して、より興味が持てる数字を示していけるよう努めてまいります。

 

 ちなみにビリヲカでもっともアクセスが多いのは『ビリヤード場ガイド』。これは「ビリヤード場ってどこにあるんだろう?」という方がいかに大勢おられるかを示すものです。この夏に住所移転の登録を終えた四国のビリヤード場さんからも「すでに何組も『ビリヲカを見て』新規のお客様が来られた」との声をいただきました。ビリヤード場の場所を把握しているのは、今キューを握る一部の人だけなのですね。

 

 奥が深くて素晴らしい魅力を持つビリヤード。もっと大勢の方に気軽に楽しんでいただきましょう!




  • 2014年12月 5日(金) 15:47 by 事務局

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