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ビリヤード上達の道=脱初心者の掟

脱初心者、ビギナー卒業への道。読むだけで上手くなるコラムです。

ビリヤード脱初心者への道(コツ) 3、マイキュー編(永久保存版)

   

ビリヲカへようこそ!

ビリヤード『脱初心者への道』も連載3回目を迎えました。

  これまでの2回を読んでいただいたところで、完全に初心者の域は脱したことと思います。まだ不安があるという控え目な方は、もう一度じっくり読んでビギナー卒業を心の中で誓いましょう。そうすれば、きっと次のステップに向けて意欲がメラメラとわいてくるに違いありません。

 それでは第3回『ビリヤードの道具編』。初心者のためのキューの選び方をお届けいたします

※2019.1.20追記

初心者目線で「マイキューは自分次第」という理論を整然と読みやすく書かれた良記事がアップされました。

非常に参考になります。

「欲しいキューがあるけれど初心者が買うのはおこがましいですか?」(ビリヤードはじめました! へリンク)


【マイキュー購入ガイド 永久保存版】



ビリヤードの道具。個人で持てる範囲は極めて少ないと言えるでしょう。いや、少ないどころか用意すべき物は1つしかないのではないでしょうか?

 さて、この唯一の道具とも言える『キュー』について今回は解説をしてみます。

 1本目のキューを持つことが道具における『脱・初心者』のすべてです。つまり、マイキューを持った瞬間が、アナタがビリヤードプレイヤーになった瞬間でもあります。あまりに簡単すぎてちょっと力が抜けそうですが。

 しかしながら、1本目のキューを持つことに案外と抵抗を感じる人がいるようです。不思議なことですね。テニスをやってみようかな? と思ってラケットを買う。ジョギングをしようと靴を履く。写真が撮りたくてカメラを持つ。ゴルフであれば打ちっ放しへ行く前にゴルフショップへ行くことでしょう。どれも同じですね。趣味のための道具を手にすることは当たり前のことですから。

それでもビリヤードのキューだけは「まだ自分には早いのでは?」という意識が芽生えがちだということで、この摩訶不思議な現象について、ビリヲカはその謎を解明いたしました。

 「照れくさい」「自分にはまだ早い」「カッコつけてるみたい」

 1本目のキューを持つことをためらう人は、およそこんな理由で躊躇してしまうようです。この「ためらい」「躊躇」こそが初心者脱出の最後の壁だと言っても過言ではありません。だからビリヲカでは「1本目のキューを買うのは今」を提唱しています。

 買ってから「照れくさい」とは全く思わなくなります。これは絶対なので安心して下さい

使い始めて「もっと早く買っておけば」と思うことはあっても、「早かった」とは誰も感じはしません。ましてや「カッコうんぬん」なんて、目の前のボールを夢中で撞くというのに、いつ考えるというのでしょうか。これを悩むことは「していない」人だけのもの。つまり、傍から眺めている世界が『カッコイイ』から、そこへ踏み込むことに照れが生じたりしちゃうということです。お店にハウスキューが並んでいることも、そう思う原因のひとつかもしれません。しかし現実に1本のキューが『初心者』と『非初心者』の結界のような存在になってしまっているんですね。これを解決できるのは、練習でも時間でも経験でもありません。マイキューを持つ、ただこれだけです。

 という訳で、キューを速やかに入手しましょう。下に1本目のキューを買う際の簡単なアドバイスをまとめてみました。

 

◆◇◆ 1本目のキュー購入ガイド十箇条 ◆◇◆

 

1、セレクトに絶対正解はない・・・どのキューを買えばよいのか。悩むところですが、身近な上級者はもちろん、世界のトッププレイヤーたちも使用しているキューのメーカーやスペックはバラバラです。そう、1本目のキューに正解も不正解もないのです。 

2、新品・中古いずれもOK・・・新品が欲しい人は新品を、身近にキューを買い替える人がいたら、それも縁でしょう。1本目のキューに限らず、これは考える必要もありません。アナタの判断は絶対に正解です。

3、極端に曲がっていないこと・・・木の製品ですのでシャフトに曲がりがあっても、ストロークをして気づかない程度であれば許容範囲と言えます。ただし、それ以上の反りはないに越したことはないですね。まあ、あまり神経質になり過ぎる必要はありませんが。

4、ハイテクとノーマル・・・世界のトッププレイヤーにハイテクシャフトが浸透している今、1本目のキューもハイテクシャフトの方がベターかもしれません。しかし、ノーマルシャフトを根強く支持する人もいて、どちらも売る人、買う人がいて流通している訳ですから、『悩むより撞け』でしょう。

5、糸巻きと革巻き・・・後からリペアショップなどで変えられるので、どっちでもいいです。そもそも消耗品の類ですし。ノーラップだけは慎重に考えた方がよいかもしれません。それでも大抵の場合は後から加工して糸や革を巻くことも可能ですが。

6、タップ・・・タップは消耗品なのでキューを買う時に考える必要はありません。

7、バランス・・・振ってみて違和感があったら『バランス』が合わないのかもしれません。1本目でそれが判る人はきっと才能がある人だと思います。また、ほとんどのキューがウェイトボルトの交換等によって重量、バランス等の調整が可能となっていますので、そこまで神経質になる必要はないでしょう。

8、値段・・・1万円と10万円と100万円のキュー、自身の価値観に照らし合わせて財布と相談して決めるのが買い物です。このあたりは『腕時計』を買う感覚に似ているかもしれません。ネットなどで相場を調べてみるとよいでしょう。ただ、後のメンテナンスなどの相談ができるなら、値段の比較に走り過ぎない方がよいかもしれません。※キャリアの長い店主・店員さんに仲介してもらうメリットは価格以上のものであることが多いです

9、デザイン・・・「持っていて恥ずかしい」デザインは避けた方がよいでしょう。そんなキューがあるかどうかは知りませんが。実際に上級者でもデザインの好みで決める人も少なくありませんし、1本目だと尚更かもしれませんね。

10、メーカー・・・腕時計に例えると、セイコーとシチズンがアダムメッヅ(三木)でしょうか。両メーカーが世界で支持されていることは紛れもない事実で、MUSASHIEXCEEDというフラッグシップモデルはトッププロも多く愛用しています。(ただし世界的人気のあまり供給が追い付いていない状況です)他にも大小のメーカーは世界中にたくさんあります。このあたりはビリヲカのリンク集で各メーカーのサイトをご覧いただけます。
※リンク集 国内キューメーカー ・ 海外キューメーカー

 

 いかがでしたでしょうか。まだ何か悩むことはありますか? 

 なお、1本目のキューを持っただけで、様々な良いことが起こります。マイキューを持つ人には「やる気があるんだろうな」と、上級者が教えてくれることも多くなりますし、お店のスタッフも同様でしょう。いつも行くお店でキューの取り扱いがあれば、そこで相談すれば親身になってアドバイスしてくれるでしょうし、1本のキューで大きくビリヤードの輪も広がるに違いありません。「どこのキュー?」「ちょっと撞いてみていい?」そんなプレイヤー同士の会話も増えることでしょう。

 そしてマイキューは単なる道具ではなく、自分のパートナーとして大切に扱うことも忘れずに。キューは使い込んでも相応の価値があり、中古品として売ることも可能です。とにかく1本目だけはどうも無駄に考えてしまうもの。そんなもったいない時間は今日でサヨウナラ。

 

※後に写真や図版を追加する予定です (ご意見やリクエストは『お問い合わせ』フォームからお願いします)

※文中にわからない用語がありましたら、『ビリヤード用語集』で検索してください



  • 2019年1月20日(日) 16:55 by 事務局

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