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ビリヤード上達の道=脱初心者の掟

脱初心者、ビギナー卒業への道。読むだけで上手くなるコラムです。

ビリヤード脱初心者への道(コツ) 2、フォーム編(カッコよく構えよう)

 

ビリヲカでビリビリときていますか?

いよいよ実際に撞く際の『上手く見えるコツ』を紹介してゆきます。

『読むだけで上手くなるコラム』と謳った以上は、文章で出来るところまで限界にトライしたいと思います。

中には「じゃあ、お前はどうなんだよ!?」と疑問や心配される方もおられると思いますので、ここで申し上げておきます。

決して上手くはありませんが、初めていったビリヤード場で「普段はどちらで撞いてますか?」と聞かれます。つまり、『ちょっと撞ける人』の雰囲気は出せているのかと思います。ええ、じゅうぶんに『脱・初心者』でしょう。

 

それでは第2回『ビリヤードのフォーム編』スタートです。

 ビリヤードはクールな大人の遊びという印象を持たれる方も多いと思います。実際に『上手くできたらカッコイイ』という声もよく耳にします。では、上手いってどんなのでしょう? 下手じゃない雰囲気の作り方は前回に書きましたので、今回は『フォームにおける素人とそうじゃない人(玄人っぽい人)の違い』を連ねたいと思います。

 

 プレイヤーから見た『それっぽい人』と『そうでない人』の差。読みながら体を動かして”雰囲気”を掴み、忘れないうちにビリヤード場へ足を運んで自分のモノにして下さい。

 

◆◇◆ ビリヤードのフォームの作り方十箇条 ◆◇◆

 

1、肘から下だけを動かすこと・・・肘を固定して『肘から下だけを振る』ことがストローク入門の原則です。座ったまま右肘を肩の高さまで上げてみましょう。そして、どの方向になら拳を(キューを握った形で前後に)プランプランと振ることができるのかを感じてみて下さい。実際に構える際には肩より肘が上、そして、肩~肘は固定するよう意識しましょう。

2、ブリッジは固めること・・・左手の中指・人指し指・親指でキューを通す輪を作りますが、このブリッジの形ひとつで『デキる』『デキない』を見極められてしまうほど、素人っぽさが顕著に出てしまうポイントです。自宅でもオフィスでもできることなので、今日から始めましょう。人指し指が閉じていない、親指が離れている、この2点は超NGです。

3、キューはやさしく握ること・・・2とは反対に、キューを握る右手は強く握り込んではいけません。指の内側が『キューと触れていることを感じる』ことを意識して、ボクシングのように『ギュッ』っと握り込むことは避けましょう。初心者がプレー中に忘れがちなポイントでもあります。

4、顔の真下にキューを通す・・・利き目などによって個人差はありますが、キューは顔の(ほぼ)真下を通るのが『上手な人』の共通点です。顔の真ん中である必要はなくとも、両目の間の範囲にはおさめましょう。首をかしげるフォームも避けるように意識して下さい。

5、撞く時は的球を見ること・・・視線はどこへ定めるのが正しいのか? 意外と初心者の間は見落とされがちですが、手球撞点の確認)と的球を交互に確認して、ショットの瞬間は的球を見るのが基本です。※撞きづらなど例外はあります

6、安定したスタンスを作ること・・・様になる美しいフォームには安定感があります。その土台となるスタンスは非常に重要で、両足の幅は体格差などにより個人差がありますが、不意に押されてもコケないバランスを作りましょう。左右の加重は5:5、もしくは6:4程度までの後ろ足加重といったところが目安です。

7、ショット後は静止すること・・・撞いた瞬間や直後に頭や体が動くことは、ショットの成功率を下げることになります。ビギナーに多い現象ですが、上級者でもプレッシャーがかかる場面などでヘッドアップは出てしまう事象です。撞いて3秒はその姿勢で止まっているつもりで。ミスショットをして『しまった!』と思っても、静止したまま反省しましょう。

8、口は閉じて撞くこと・・・何かに夢中になった時、口が開いてしまうということは珍しくないようです。しかし、上級者で口を開けて撞いている人は皆無なので、気をつけておきましょう。あと、構えてからしゃべるのも素人っぽいからNGです。

9、メカニカルブリッジを使うこと・・・『レスト』とも呼ばれるこの道具。初心者の方が敬遠する向きがありますが、中級者から世界のトッププロにいたるまで、使わない人はいません。手球が遠くて届かない、と判断するや否や、台横下にかけられたコレをノータイムで取る仕草のほうが、間違いなく『ツウっぽい』のです。

10、背中の後ろで撞かないこと・・・厳密には間違いではないのですが、上の9つを完全にクリアするまでは控えた方が無難です。控えているウチに『ああ、やめておいてよかった』と気づいたら、ちょっと試してみてもいい頃かもしれません。でも、それはだいぶ先の話。まずはレスト(9の項参照)でも撞けるように練習をしましょう。

 

 

 いかがでしょうか。きっと、アナタのフォームはもう華麗に生まれ変わっていることでしょう。上の10の掟(普段は1~8でOK)を守って、どんどん球を入れて下さい。初めて行ったビリヤード場で、店員さんから「普段はどこで撞いているのですか?」といったことを尋ねられたら、間違いなくアナタは中級者以上(に見えた)ということです。

 

 

 それでは次回はさらにステップアップの道へ進みましょう!

 

※後に写真や図版を追加する予定です (ご意見やリクエストは『お問い合わせ』フォームからお願いします)

※文中にわからない用語がありましたら、『ビリヤード用語集』で検索してください



  • 2017年10月31日(火) 03:18 by 事務局

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